今回の工事は台風でウッドデッキのフェンスが壊れてしまい解体をして新しいウッドデッキを作る工事です。施工は約18年前で新築の時に作ったウッドデッキです。新築5年で塗装しましたがそれ以降ノ―メンテで補修が難しく基礎以外はすべて交換します。
・お施主様からメンテナンスが出来ないのでメンテナンスをしなくて良いデッキにしてもらいたいとあと一つウッドデッキなので木を使って作って下さいとのご依頼でした。
今回、使う材料は南米産のイペ材(イペ材とは南米産の広葉樹でパオロペなどとも呼ばれています。 典型的なハードウッドで高耐久性がなにより特徴です。 木目は詰まっており、比重も重く表面の硬度も高く、さらには形状安定性にも優れています。)を使用してウッドデッキを作ります。
・まず、柱、床の順番で施工していきます。
・床下はスペースがあるのでイペ材を横張りで目隠しを作り物置場に使います。
・階段を設置しました。フェンスは3種類になります。
①横張り ②横張りルーバ― ③縦張りルーバ―
縦ルーバ―を設置しました。このフェンスだけで重さ100㎏近くあります。設置するのが大変でした。
・階段です。こちらの面は横張りにしてみました。扉もシンプル横張りにしてみました。イペ材自体は本当に硬い木で日本の杉や松やヒノキと違い中身が詰まっているので一本の木が凄く重いです。
・内側から見るとこんな感じです。扉の丁番も重さでヒンジが曲がる可能性があるので3か所取り付けました。
・逆サイドも横張りにしました。イペ材にウッドデッキビスを打つ場合、1回ドリルで下穴を開けてからではないとウッドデッキビス自体が途中で折れてしまいます。
・完成しました。正面は左右は縦ルーバ―でルーバ―の向きを変えています。そして真ん中に横ルーバ―にしました。中々、重厚感あるウッドデッキになりました。余談ですが実はイペ材で作ったウッドデッキはもう、一つの楽しみがあります。
・それは横の写真を見て頂くと分かりますがこのデッキ材もイペ材です。この色になるまで何と日当たりが良い場所だと半年から1年でこの色に変わります。この変化はアルミやプラスチックデッキでは味わう事が出来ません。
当社では、地球環境の保護を通して、後世まで安心して暮らせる住環境を提供する考え方を「温もり家族」として展開、周知していきたいと考えています。